今回は鍼治療を受けた事のない患者様にむけて
当鍼灸所の鍼治療について解説させて頂こうと思います。

「鍼治療って痛そうだけど痛くないの？」

初めて施術を受けて頂く患者様よりよくこの疑問の声を耳にします。
針を体に刺すと聞くと注射や裁縫の針が刺さる事とイメージして
痛い、血が出ると連想されるかと思われます。
鍼治療に使うものは注射針の太さが0.7～0.9㎜に比べて
0.14～0.34㎜と約3分の一ほどの細さです。
さらに注射針の先端の形状はナイフのように斜めにカットされているのに比べ、
鍼治療の鍼は皮膚や筋繊維の間をかき分けて入るように先端が丸みを帯びた形状になっています。
尚且つ、弾力性や髪の毛のような柔らかさも兼ね備えており、
この細さや先端の形状によりにより皮膚の抵抗が少なくなり、痛みもほとんどなく体に鍼を刺す事が出来ます。

この鍼を使って当鍼灸所は治療を行っております。

「体のどんな所に鍼を打つ(刺す)の？」

まずは体の不調について丁寧にカウンセリングさせて頂きます。
具体的には不調に感じる箇所、症状、どれくらいの期間不調を感じているかなど
詳しくお伺いします。
東洋医学独自の方法である「四診」(望、聞、問、切)に基づいて症候を分析し、
経絡・経穴を選定して丁寧に施術させて頂きます。
人間の体には約670もの経穴(ツボ)があるとされ、その経穴から症状に有効な経穴を
見極めて鍼を打ちます。

経穴の具体的な詳細についてはこちら
(引用元コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E7%B5%8C%E7%A9%B4-58650

「どんな効果があるの？」

鍼を体の経穴に打つことによって自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用し、
その結果中枢性及び反射性の筋緊張の緩和や、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり
さらには生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかける効果があるとされています。
また即効性に富んでおり治療をおこなってすぐに症状が緩和したり、完治する事も多い事から
現在でも老若男女問わず多くの体に不調を訴えている方々が通院されています。

おわりに

鍼治療についていかがでしたでしょうか？
水口鍼灸所では肩こりから美容整体まで幅広く施術させて頂いております。
この記事を見られている方も体の不調にお悩みの方が多いかと思います。
ぜひ一度鍼治療を受けてみてはいかがでしょうか？